情報数物研究会

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2017年度 情報数物研究会

日程・場所 2017年5月10日水曜日16:20-17:50
情報科学研究科棟2階中講義室
講演者 徳田 悟氏(産総研・東北大 MathAM-OIL)
講演タイトル 分光測定へのベイズ的アプローチ:データ解析から実験計画まで
アブストラクト エネルギー準位は対象の物性を司る情報であり、我々は種々の分光測定によってそれを知ることができる。測定スペクトルからエネルギー準位を目視で識別することはしばしば難しい問題である。準位数を仮定し、ピークフィッティングを行うことでそれを識別することが常である。しかし、実際は準位数自体が未知であり、それが知りたいという状況に度々遭遇する。本講演では測定スペクトルから準位数自体をも推定した上でエネルギー準位を求める逆問題をベイズ推定に基づき定式化し、それを解く枠組み(ベイズ的スペクトル分解)を紹介する。また、統計力学とベイズ推定の数理的な対応に基づき、この枠組みを数値的に解析することで、測定ノイズがある大きさを超えると推定される準位数が誤った解になる現象(ベイズ推定の相転移)を説明する。さらに、分散型分光法の物理モデルを考慮することで、正しい準位数を導くために必要な測定時間(測定限界)を評価し、実験計画に生かす可能性について述べる。
日程・場所 2017年7月24日月曜日16:20-17:50
電子情報システム応物系3号館2階大セミナー室(206号室)
講演者 宮崎 涼二氏(国立情報学研究所)
講演タイトル コヒーレントイジングマシンとその応用
アブストラクト 近年,組み合わせ最適化問題を素早く正確に解くことのできる新しいタイプの計算機の開発に注目が集まっている.その一つとして期待されているのがコヒーレントイジングマシンである.コヒーレントイジングマシンは光の性質を利用してイジング変数を作り,それらが自発的にイジング型のハミルトニアンの基底状態を実現することで最適化問題を解く.本講演では,コヒーレントイジングマシンの仕組みを説明し,その応用例として圧縮センシングへの適用について紹介する.