研究活動の概要

 通信基盤の整備に伴う個人の扱う情報量の爆発的増大,生命情報科学などに代表される 大規模な情報処理を必要とする新分野の出現に伴い, 大量のデータに対する大規模な情報処理が本質となる技術への 社会的要請が今後ますます高まってゆくものと考えられます.
 本研究室では,統計科学および統計力学という伝統的数理科学の裏付けのもとで, 画像処理,人工知能,情報通信技術,生命情報科学などへと波及する 強固な方法論としての確率的情報処理の理論的基盤の確立を目指しております.
 確率的情報処理は「問題の確率モデル化」と「アルゴリズムの設計」という2つの柱に支えられ, その多くはベイジアンネットワークとして実現されます.
 これらの柱にもとづいて,市販のパソコンへの実装にも耐えうる高速・高精度・高機能の 確率的情報処理システムの開発を行っております.現在の主な研究テーマは以下の通りです.
1,ベイジアンネットワークを用いた統計的学習・推論システムの設計
2,確率的画像処理アルゴリズムの設計
3,確率伝搬法のアルゴリズム設計とその統計的解析
4,確率的情報処理を用いたネットワーク分析
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参考文献

1.田中和之著: 確率モデルによる画像処理技術入門, 森北出版, September 2006.
2.田中和之著: ベイジアンネットワークの統計的推論の数理, コロナ社, October 2009.